片手袋研究発表

2017年5月 9日 (火)

『ゴミとしての片手袋』

片手袋の発生理由ですが、「落としてしまった=放置型」「落ちていたものが拾われた=介入型」の二種類を主に考えてきました。

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あとは今のところ便宜上放置型の第三段階に組み入れてる、「実用系片手袋」があります。これは「何かの作業用として敢えて片方だけ使われている」という発生理由なので、実は放置型にも介入型にも当てはまらないと考えています。

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※これは鉄柱の養生が目的と思われる

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※これは魚をさばく際に使うと思われる

整理すると片手袋の発生理由は大きく分けて、

1.持ち主が落とした
2.落ちている片手袋を誰かが拾った
3.作業のためにわざと片方だけになっている

の三つが考えられます。でも、本当はもう一つあると思っているのです。

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これはペンキだらけの重作業類片手袋。放置型です。この場所ではずっと道路工事をやっていたのですが、おそらく作業中に汚れてしまったのでしょう。

この片手袋が当てはまるかは別として、もう一つの可能性とは「いらなくなって捨てていった」というものです。

良くない事だし、落ちている手袋一つから人間の心理や行動の奥深さを読み解こうとする片手袋研究家としては悲しい事なのですが、「汚れたり破れたりして持ち主がその場に捨てていった片手袋」も存在している筈なのです。いわば「投棄型片手袋」とでも言いましょうか。

ただ投棄型片手袋は、形として放置型片手袋と殆ど同じなので、落ちている片手袋を見ただけではその違いが判別出来ません。なので分類図に加えることはまだ考えていませんが、可能性としては絶対にある筈です。

異常に汚かったりボロボロになってたりする作業用片手袋を見ると、物語の入り込む余地のない「ゴミとしての片手袋達」の存在を思い、心が痛みます。

しかし、片手袋研究家は「どんなものであれ、片方だけになっている手袋は全て考察の対象とする」のが役割。投棄型片手袋についても、引き続き考察を怠らないよう頑張ります。

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2017年4月14日 (金)

『残留型片手袋』

サケは一般的に川で育ち、海に出た後再び川に戻り産卵をしますよね。

しかし酒の種類にも色々いて、海に出る種類を降海型、川に残ったまま生活する種類を河川残留型というそうです。

桜も散り始め、さすがにファッション類介入型を中心とする冬型の片手袋とは出会わなくなってきました。

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しかし四月位だと、まだ稀に上のような片手袋に遭遇します。しかしこれは最近落とされたものが拾われたのではなく、まだ寒さが厳しい時期に拾われたものが未だにこの場所に残っている、と考えた方が良い気がします。サケで言えば河川残留型ですね。

以前も書いた事ですが、 三か月位同じ場所にとどまり続ける片手袋も珍しくありません。ですから、これからの時期に出会うファッション類の片手袋には、

「お疲れ様」

と一声掛けてあげたくなりますよ。三か月も同じ場所にあった片手袋がある日なくなっていると、何だか心にぽっかり穴が開いてしまったような心持になります。

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2017年3月 9日 (木)

『境界線上のありゃあ?』

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今日、駐輪場に「手から手首辺りを覆う何か」が片方介入されてました。これは何に使うものなのでしょうか?手袋と言って良いものなのでしょうか?

そう言えば昔、

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東京ドームホテルの地下駐車場に、タイガースのリストバンドが落ちていました。これを見た時、「リストバンドは手袋ではないよな。でも手首と手の境界ってどこからなんだろう?肘辺りまで覆う日焼け防止の手袋があるけど、あれは手袋だもんな」と不思議に思いました。

まあ、リストバンドを手袋に入れるのは無理があるとしても、

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11年の片手袋研究生活で二回だけであった、「手袋の指だけ」は果たして手袋なのでしょうか?片手袋ではないにせよ、「十分の一手袋」と言えるのでしょうか?

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あと、グローブが介入されているのも見た事があります。これは限りなく手袋に近いブルーですよね?「手を保護する為に覆う革製の袋状の物体」ですよ?それはもう手袋でしょう?でも問題は、グローブは片方だけで使うものだという事。だとすると片手袋の分類上では「実用系」に入るんでしょうか?

数日前、「揃いと片方を区別するのは案外難しい」という事を書きましたが、それどころか「手袋とは何か?」を定義すること自体難しいなんて!

でもどんなジャンルもそうですけど、面白さって境界線上にこそ詰まってる気がします。分かっているつもりになっている事すら揺るがしてくる境界線上の存在。大事にしていきたいです。

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2017年3月 6日 (月)

『ついに出た!』

片手袋が発生しやすい条件を考えてみると、真っ先に「手袋を着脱する機会の多い場所」が思い浮かびますよね?で、具体的にそれはどういう状況かと考えてみれば、一番分かりやすいのは「手先を使って細かい作業をする場所」や「お金のやり取りが多い場所」だと思います。

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小銭やICカードの出し入れが必要なバス停に片手袋が多いのも、まさにそういった理由ですし、

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銀行のATM周辺に片手袋が多いのも納得できます。

しかし、片手袋研究を始めた11年前。真っ先に片手袋多発地帯であろうと予測したのは、「公衆電話」でした。小銭が必要だし、ボタンを押したり細かい作業も必要ですからね。

ところが…。

11年間、公衆電話を見掛ければ必ずチェックしていたんですが、なんとただの一度も片手袋と遭遇したことがなかったのです!

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かわりにイヤーマフの忘れ物はありました。これはこれで、公衆電話に忘れてしまったのが大いに理解出来る逸品でしたが。

片手袋研究の歴史は、当初思い描いていた想像や理屈が覆されていく歴史でもありました。「冬しか片手袋と出会わないのかな?」とか「人が足早に行き交う渋谷などでは介入型片手袋は発生し辛いのかな?」とか、安易な仮説は悉く地道な観測の前に覆されていきました。

公衆電話周辺に片手袋は沢山あるに違いない。これも覆されてしまったわけですが、そうすると今度は、「何故公衆電話には片手袋が発生しないのか?」という事を考え始めていたのです。しかし!

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先日、ご近所さんが見付けてしまったのです!僕はこの写真を見て本当にビックリしてしまいましたよ!

さあ、これで少なくとも一枚は見つかった訳です。そうすると、単に僕一人のフィールドワークでは出会う事が出来なかっただけなのか、やはりこれはレアケースで公衆電話周辺は片手袋が発生しにくいのか、分からなくなってきました。

答えはまだまだ出せそうにありませんが、公衆電話を見掛けたらチェックしてみる習慣はやめられなくなりましたよ。

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2017年3月 2日 (木)

『両手袋も片手袋である、とはどういう事か?』

ポッドキャスト、「オイサオイサで山車ラジオ」に参加して、片手袋研究や路上観察をする上でのジレンマなどを語らせて頂いたのは、以前お知らせしました。

その中で唐突に僕が「両手袋も片手袋である」と言い出す件があるのですが。まあ、我ながら頭おかしいですよね。

でもこの発言、色々と考えた上で僕の中で確立された理論なんですよ。なので今日はそれを説明してみたいと思います。

まず片手袋の話をしたときに結構聞かれるのが、「両手袋は撮らないんですか?」という事です。まあね、片手袋程心から魅かれる存在ではないにせよ、やっぱり撮っちゃいますよね。

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で、両手袋と片手袋の違いを考える時に重要な問題は二つあります。まず一つ目は、当ブログでもたびたび触れている、「手袋と手袋の距離の問題」です。

上の三つの両手袋は右と左の距離が極めて近いですよね。

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ではこれはどうですか?若干距離が離れました。でも、まだ揃いの手袋であることは分かります。

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ではこれはどうでしょう?流石にこれだけ離れていたら、どちらか片方しか見つけられない可能性は大きいです。仮に両方見付けられても、ここまで離れるともはや両手袋ではなく、片手袋が二つ、とならないでしょうか?

しかし、「では両手袋と片手袋二つの境目となる距離は何cmなのか?」という事を厳密に決める事は出来ないですよね。

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こんな風に揃っていても、風が吹いてどちらか片方が離れていってしまえば、いずれは片手袋二つ、になる。つまり「両手袋はプレ片手袋である」と言う事が出来ます。

二つ目の問題です。それはこの片手袋に出会った時に気付きました。

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新品未使用、一回も人間の手に装着されていない片手袋が落ちていたのです。恐らくホームセンターなどで売っている、袋に入った大量の軍手から一つだけ落ちてしまったのでしょう。

「片手袋はどこか寂しい」と感じる方は多いと思います。二つ揃って役割を果たす手袋が片方だけになって無用の長物化している訳ですし、大事にしていたであろう持ち主の手を離れてしまった状態が片手袋なのですから。

でも不思議とこの未使用片手袋からは寂しさを感じませんでした。まず大事にしていた持ち主が不在ですし、そもそもこいつは一回もペアになっていない、対になる相棒がいた経験をしていないのです。

でも、ちょっと待てよ?手編みでもない限り、手袋は機械的に大量生産されているのです。別々に出来上がってきた右と左の手袋を最終的に組み合わせて、販売されるのです(一部の軍手やディスポーザル類など、そもそも左右の区別のないものすらあります)。

つまり、「元々左右揃いだった手袋が落とされて片手袋は生まれるのだから、片手袋は寂しいのだ」というのは人間の勝手な思い込みで、「手袋というのは元々片方だけで生まれてきて、後から揃いになる。落とされて片手袋になるのは元に戻っただけ」という考え方も出来るのではないでしょうか?

この考え方の応用パターンとして、

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意外と元の相方でなくても、もう一つ片手袋がそばにあると寂しさを感じませんし、

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なんなら手袋ですらなくても相方感は出てしまうんですよ。

整理します。

①「揃い」と「片方」を区別するのは意外と難しい。両方揃っていても、それは「プレ片手袋」とも言える

②そもそも手袋は揃いの状態が普通なのではなく、片方の状態が普通なのではないか?だとすると「両手袋は片手袋が二つある状態」なのではないか?

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どうです?もうこの写真を見ても片手袋が二つある、としか思えないでしょう?

…あのですね、片手袋研究だけでも一般性がないのに、「両手袋は片手袋である」とか言い出したら、さすがに自分で自分が心配になってきましたよ。

最後に。こんな僕が心の拠り所にしている歌があります。昨日亡くなったかまやつひろしの『ゴロワーズを吸ったことがあるかい』です。この歌詞を胸に、僕はこれからも心を強く持ち片手袋の事を考えつくしていきたいと思います。

“君はたとえそれがすごく小さな事でも
何かにこったり狂ったりした事があるかい
たとえばそれがミック・ジャガーでも
アンティックの時計でも
どこかの安い バーボンウィスキーでも
そうさなにかにこらなくてはダメだ
狂ったようにこればこるほど
君は一人の人間として
しあわせな道を歩いているだろう”

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2017年2月21日 (火)

『片手袋は動的平衡である』

先日の日曜天国でもお話しましたが、放送当日TBSラジオに向けて急いでいたらやっぱり現れました。

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しかも築地場内以外ではあまり見ない(全く見ない訳ではない)、軍手の介入型だったので暫く立ち止まって観察してしまいました。もう一度書きますが、“急いで”いたんですがね…。

ところが放送終了後、この場所に戻ってみたらもう変化していました。

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風も強かったので外れてしまったようです。

片手袋を分類する上で一番重要なのは“放置型”と“介入型”の違いなのですが、その際に注意して欲しいのは、「それはあくまで鑑賞者が出会った瞬間の状態である」という事。一つの片手袋が辿る運命は固定されたものではなく、もっと複雑です。

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例えばこの片手袋。放置型の状態で出会ったのに、僅か数分後にここを通ったら、もう介入型に変わっていました。

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これなんかは介入型になったり放置型になったり、また介入型になったり、運命に翻弄され続けている片手袋でした。

片手袋という現象として見れば変化はないのですが、放置型や介入型という細かい視点で見れば常に変化し続けているんですね。そもそも介入型は必ず一度放置型の状態を経験している筈ですし。

うん、これが生物学の世界で言う「動的平衡」というやつか!

…違うな。ただ、化石の世界では「タフォノミー」という概念があるそうですし、一つの対象を継続して観察していく視点も重要なんでしょうね。

P.S それにしても、人が片手袋を落とす瞬間は何度か目撃しているのに、人が片手袋を拾い上げる瞬間はこれだけ研究を続けているのに見た事ないんですよね。

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2017年2月 8日 (水)

『バス停の片手袋問題』




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片手袋分類図は固定化されたものではなく、常に追加・変更・修正を考え、時折改訂しております。

今現在、第三段階に追加しようかと考えてる種類が結構あります。その中の筆頭が「バス停系」です。

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バスの乗降時、人間は片手袋を落としやすくなるんですね。お金やIC乗車券の出し入れを考えると、理由は分かりやすいかと思います。しかし問題なのは、

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当たり前と言えば当たり前なのですが、放置型だけでなく介入型も多いんですよね。「落とす人が多い=それを拾ってあげる人も多い」という訳です。バス停周辺ってベンチやガードレールが必ずあるので、拾った片手袋を置く場所にも困りませんし。

となると「電柱系」みたいに

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放置型にも介入型にも組み入れるのが良いのかな?と思うのですが、そうなると放置型は良いとして、「介入型ガードレール系片手袋」と「介入型でバス停のガードレールに置かれた片手袋」をどう区別するのか?という別の問題が浮上してきます。

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※この二つの差別化はどう図るべきなのか?

個人的には、バス停近辺のガードレールに挿さった片手袋は「介入型バス定系」として分類しても良いのかな?と思っています。

この他にもいくつか変更点を加えて、近々久しぶりに片手袋分類図の改訂を行おうと考えております。

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2017年2月 4日 (土)

『帰ってきた片手袋』

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水道橋、某ビルの入り口に介入型片手袋。

十年以上研究を続けていても分からない事の一つに、介入型片手袋のうち何割くらいが落し主のもとに帰るのか?という問題がある。

でもこればっかりはどんなに頑張っても、永遠に正確な割合なんて出せませんよね。でもせめて、落とした片手袋が拾われていて見つける事が出来た、という人の体験談を集めたいよ。

片手袋研究。最近は人に話を聞くことで知見を深めていきたいテーマが沢山出てきてます。

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2017年1月31日 (火)

『両手袋問題を考える絶妙な事例』

片手袋研究における大問題の一つに、「両手袋の距離問題」というのがある。当ブログでもごく初期の段階から、折に触れて問題提起をしている。

簡単に言えば、「両手袋が落ちていた場合、その両手袋の距離がどのくらい離れていたら、人間は“片手袋が二つ”と認識するのか?」という問題である。

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これぐらいの距離だったら「あ、両手袋が落ちている」と認識するはずだが、それぞれが風に吹かれたり車に轢かれたりしているうちに距離が離れていけば、いずれ「片手袋二つ」になる訳だ。

その境目がどこにあるかは答えが出ていない。ひたすら具体例を収集していくしか道はないだろう。しかし突き詰めて考えていけば、「両手袋も片手袋である」という答えが出せそうなのだが、説明が長くなるのでここでは触れない。

さて、今日の朝。冬場によくみられる片手袋としては代表的な「ファッション類介入型ガードレール系片手袋」に出会った。

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横断歩道で信号待ちをしている最中だったので、撮り終わってなんとなくキョロキョロしていた。すると後方の路地に見つけてしまったのである。

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これはどう見ても先程の片手袋の相方である。柄が全く一緒だ。この二枚の位置関係を記録しておく為に、初めてスマホのパノラマ撮影機能を使ってみた。

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その距離、およそ20mくらいだろうか?これ程離れていれば殆どの人が「片手袋二つ」と認識するのではないか?いや、もっとよく考えてみると違うかもしれない。

つまり、どちらか片方の手袋しか認識出来なかった場合、「片手袋を見付けた」となるのだろう。現にもう片方の手袋を見付けてしまった瞬間、僕は「あ、両手袋だったのか」と思ってしまった。

今日のこのパターン、二つとも見付けられる可能性も、どちらか一つしか見つけられない可能性も、同じくらいの確立で考えられる絶妙な距離だったのだろう。こういう境界線上にある事例は大事にしていきたい。

それにしても僅か20mの差で片方は介入型、片方は放置型の運命をたどるのだから、やはり片手袋というのは何か我々の人生を象徴しているように感じてしまう。

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2017年1月18日 (水)

『微妙な法則性』

前回のイオセリアーニ監督について書いた記事でも触れましたが、「分類図に加える程ではないが、たまに出会うタイプの片手袋」というのがあるんですよね。

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例えばこの「消火器の上の介入型片手袋」。別にこういう片手袋が生まれる背景に一定の法則があるとは思えませんが、でも確かにたまに出会う。

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マンホールと片手袋。これなんかはむしろ、マンホールがいかに多いか、という事の証明でしょうね。

でも「法則性はない」と決定した訳ではなく、いつか何かしらの理由が判明するかもしれません。

僕は「今までに○○枚も片手袋の写真を撮ったぜ!」なんていう物量を誇る事だけはしたくないんですが、多くの片手袋と出会うからこそ分かってくる事もやはりあります。そういう意味では、もっともっと沢山の片手袋と出会っていきたいですね。

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