片手袋研究発表

2017年2月 8日 (水)

『バス停の片手袋問題』




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片手袋分類図は固定化されたものではなく、常に追加・変更・修正を考え、時折改訂しております。

今現在、第三段階に追加しようかと考えてる種類が結構あります。その中の筆頭が「バス停系」です。

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バスの乗降時、人間は片手袋を落としやすくなるんですね。お金やIC乗車券の出し入れを考えると、理由は分かりやすいかと思います。しかし問題なのは、

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当たり前と言えば当たり前なのですが、放置型だけでなく介入型も多いんですよね。「落とす人が多い=それを拾ってあげる人も多い」という訳です。バス停周辺ってベンチやガードレールが必ずあるので、拾った片手袋を置く場所にも困りませんし。

となると「電柱系」みたいに

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放置型にも介入型にも組み入れるのが良いのかな?と思うのですが、そうなると放置型は良いとして、「介入型ガードレール系片手袋」と「介入型でバス停のガードレールに置かれた片手袋」をどう区別するのか?という別の問題が浮上してきます。

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※この二つの差別化はどう図るべきなのか?

個人的には、バス停近辺のガードレールに挿さった片手袋は「介入型バス定系」として分類しても良いのかな?と思っています。

この他にもいくつか変更点を加えて、近々久しぶりに片手袋分類図の改訂を行おうと考えております。

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2017年2月 4日 (土)

『帰ってきた片手袋』

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水道橋、某ビルの入り口に介入型片手袋。

十年以上研究を続けていても分からない事の一つに、介入型片手袋のうち何割くらいが落し主のもとに帰るのか?という問題がある。

でもこればっかりはどんなに頑張っても、永遠に正確な割合なんて出せませんよね。でもせめて、落とした片手袋が拾われていて見つける事が出来た、という人の体験談を集めたいよ。

片手袋研究。最近は人に話を聞くことで知見を深めていきたいテーマが沢山出てきてます。

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2017年1月31日 (火)

『両手袋問題を考える絶妙な事例』

片手袋研究における大問題の一つに、「両手袋の距離問題」というのがある。当ブログでもごく初期の段階から、折に触れて問題提起をしている。

簡単に言えば、「両手袋が落ちていた場合、その両手袋の距離がどのくらい離れていたら、人間は“片手袋が二つ”と認識するのか?」という問題である。

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これぐらいの距離だったら「あ、両手袋が落ちている」と認識するはずだが、それぞれが風に吹かれたり車に轢かれたりしているうちに距離が離れていけば、いずれ「片手袋二つ」になる訳だ。

その境目がどこにあるかは答えが出ていない。ひたすら具体例を収集していくしか道はないだろう。しかし突き詰めて考えていけば、「両手袋も片手袋である」という答えが出せそうなのだが、説明が長くなるのでここでは触れない。

さて、今日の朝。冬場によくみられる片手袋としては代表的な「ファッション類介入型ガードレール系片手袋」に出会った。

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横断歩道で信号待ちをしている最中だったので、撮り終わってなんとなくキョロキョロしていた。すると後方の路地に見つけてしまったのである。

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これはどう見ても先程の片手袋の相方である。柄が全く一緒だ。この二枚の位置関係を記録しておく為に、初めてスマホのパノラマ撮影機能を使ってみた。

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その距離、およそ20mくらいだろうか?これ程離れていれば殆どの人が「片手袋二つ」と認識するのではないか?いや、もっとよく考えてみると違うかもしれない。

つまり、どちらか片方の手袋しか認識出来なかった場合、「片手袋を見付けた」となるのだろう。現にもう片方の手袋を見付けてしまった瞬間、僕は「あ、両手袋だったのか」と思ってしまった。

今日のこのパターン、二つとも見付けられる可能性も、どちらか一つしか見つけられない可能性も、同じくらいの確立で考えられる絶妙な距離だったのだろう。こういう境界線上にある事例は大事にしていきたい。

それにしても僅か20mの差で片方は介入型、片方は放置型の運命をたどるのだから、やはり片手袋というのは何か我々の人生を象徴しているように感じてしまう。

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2017年1月18日 (水)

『微妙な法則性』

前回のイオセリアーニ監督について書いた記事でも触れましたが、「分類図に加える程ではないが、たまに出会うタイプの片手袋」というのがあるんですよね。

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例えばこの「消火器の上の介入型片手袋」。別にこういう片手袋が生まれる背景に一定の法則があるとは思えませんが、でも確かにたまに出会う。

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マンホールと片手袋。これなんかはむしろ、マンホールがいかに多いか、という事の証明でしょうね。

でも「法則性はない」と決定した訳ではなく、いつか何かしらの理由が判明するかもしれません。

僕は「今までに○○枚も片手袋の写真を撮ったぜ!」なんていう物量を誇る事だけはしたくないんですが、多くの片手袋と出会うからこそ分かってくる事もやはりあります。そういう意味では、もっともっと沢山の片手袋と出会っていきたいですね。

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2016年12月14日 (水)

『海外の片手袋愛好家達』

昔Instagramのアカウントは作ったんですが、片手袋写真を二百枚くらいアップしたまま放置してました。

https://www.instagram.com/koji_ishii_lost_glove/

しかし最近、何となくまた再開して六百枚以上アップしてみたんです。その際、ハッシュタグとして「#片手袋」と「#lostglove」を付けてみました。

そしたら、世界中の片手袋愛好家がフォローやいいねをしてくれたんですよ!以前、ひょんなことからイタリアの片手袋愛好家がメールをくれた事がありましたけど、 やっぱり世界中にいるんですね~。

今までにリアクションしてくれた方々の国や都市を分かる範囲で挙げてみると、

・ニューヨーク
・コペンハーゲン
・カナダ
・サウスカロライナ
・フィラデルフィア
・ベルギー
・ドイツ

などです。プロフィールに居住地を書いていらっしゃらない方もいるので、実際はもっと色んな国にいる筈です。

世界中にこんな趣味を持っている人達がいるのも面白いのですが、彼、彼女達の片手袋写真を見てみると微妙に視点や拘りが違うのに気づかされます。つまり“共通点”と同じくらい“相違点”も面白いんですよね。

ある人はアップでしか撮っていないし、ある人は放置型しか撮っていない。またある人は見付けた片手袋の横に以前自分が片方失くした手袋を置いて撮ったりしています。

そこで気になるのが、「片手袋写真家は世界中にいるとして、片手袋研究家は僕以外にいるのか?」

という事です。僕は片手袋を写真に撮るという芸術的興味と同時に、片手袋の謎を解き明かしたいという科学的興味も持っている訳です。世界中の人は片手袋の謎とどう向き合っているのだろう?

そこで手始めに、片手袋分類図の英語版を作ってみました。

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ちなみにこちらは日本版。

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「実用系」とか説明が難しい幾つかののタイプは英語版には載せませんでした。今回は今までの研究成果を正確に伝える、というよりは、片手袋を研究するという視点の共感者を探る、というのが目的です。

しかし、今のところあまり反応がないんですよね。唯一ドイツの方だけが、

「この分類はドイツの片手袋にも適応できますよ。あなたの仕事に敬意を表します」

みたいなコメントをくれました。

う~ん。やはり片手袋研究という変質的な分野に足を踏み入れてるのは僕だけなのかな?

ああ、やっぱりいつの日か世界中の片手袋愛好家が集まる場を設けたい!勿論その会議の名称は「G20(GはGloveのG!)」。そこで皆にそもそもどうして片手袋に興味を持ったのか?とか見つかる場所に偏りはあるのか?とか聞いてみたいよ。

出不精な僕ですけど、人生で初めて海の向こうに対する興味が湧いてきた気がします。

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2016年11月18日 (金)

『片手袋の淫靡な魅力について考える』

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ラブホテル街の前で出会った片手袋。

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以前にもありました。雰囲気のせいか、片手袋が若干淫靡な空気をまとっているように見えるのは気のせいでしょうか?

しかし考えてみれば、手袋という装身具自体がエロティシズムやフェティシズムを誘発しやすいものですよね?人間の身体の一部をぴったりと拘束しているし、装身具の中で唯一身体のパーツと全く同じ形状なのですから(最近は五本指ソックスの存在もありますが)。

手袋自体が持つフェティシズム、そして手袋を外すという行為が纏うエロス。この二つのイメージを見事に使った映画の名シーンがあります。

1946年の映画、『ギルダ』です。最近ではマイケル・ジャクソンの『This is it』でもこのシーンが使用されていましたよね?

恐らく男女の交わりを直接的に描く事が出来ない時代だからこそ生まれた、エロティックな名シーン。片手袋研究史的にも非常に重要なシーンでございます。

片手袋の持っている魅力を考えるには、そもそも手袋という装身具が持っている社会的、機能的、性的、歴史的役割についても考えなくてはなりません。

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2016年7月 5日 (火)

『場所による価値観の変化』

以前書いたのだが、「場所や時代や状況によって優先される価値観は変わる」という問題。

『大切だと思うものは場所や人によって変わる』(2015.5.15)

どういう事かというと、町中で見掛ける介入型は圧倒的に革や毛糸のファッション類片手袋が多いのに対し、

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築地場内では軍手やゴム手袋も介入型になっている、という事だ。

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つまり、町中ではファッション性が重視される為、軍手やゴム手袋を拾い上げる人はいないが、築地では作業性が重視されるので軍手やゴム手袋の価値が高く、拾われる機会も増えるのではないか?という事だ。

先日も見付けた。

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片手袋を通じこのように大きなテーマを探り当てた時。これこそゾクッとして長年研究を続けてきて良かった、と思える瞬間だ。今後とも、このテーマには注目していきたい。

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2016年3月30日 (水)

『ディスポーザルの不思議』

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ディスポーザル類片手袋って何気なく撮ってますけど、何故町中に落ちているのか一番謎が多い存在だったりしますよね。

ディスポーザル手袋を使う場面を想定してみると、医療・食品関係が多いと思います。だから築地に落ちているディスポーザルはまだ良いとして、銀座のど真ん中に落ちてたりするのは何故なのか?

う~ん、不思議です。

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2016年2月27日 (土)

『手を伸ばして受け取ってよ』

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最新の片手袋分類図でございます。

未だこの図に加わっていないものの、存在を確定出来るくらいに実例を積み重ねている最中の片手袋も沢山あります。しかし、今までに沢山の実例と出会っていながら、毎回撮影出来る状態じゃない片手袋がありまして。

仮に名前を付けるなら、“放置型線路系片手袋”とでも言いますか。つまり、電車の線路内に落ちている片手袋です。これ、冬場なんかは本当によく見掛けます。「何故落ちているのか?」というメカニズムも容易に分かります。

でもホームから撮影するのが危険だったり、走行中の電車の車窓から一瞬だけ見えたり、写真に撮る事が出来ないんですよ。だからすべて判明しているのに、分類図に加えられないんです。もどかしい!

先日もJR御茶ノ水駅で見付けたんですけど、向かい側の線路に落ちていたのでこんな写真しか撮れませんでした。

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iPhoneで思いっきりズームして撮ったので分かり辛いですが、よく見ると片手袋が写っているのがお分かり頂けると思います。

お互いの気持ちに気付いているのに中々距離を詰められない。僕と“放置型線路系片手袋”の関係は、まるで達也と南みたいですよ。

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2016年1月27日 (水)

『バス停問題』

バス停周辺は片手袋多発地帯。今まで何度も書いてます。

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昨日もありました。これだけ出会ってるのに片手袋分類表に新規追加するのはためらってます。何故かというと放置型か介入型、どちらに入れれば良いかが難しいんですよね。

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放置型も介入型もあるのでどちらにも入れれば良いんですが…。なんか介入型の方が多い気がするんですよね。その印象が正しいのか?もし正しいとしたら何故なのか?

それが分からない限りはまだ分類表には加えられません。

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