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2017年2月

2017年2月19日 (日)

『日曜天国の補足』

本日、『安住紳一郎の日曜天国』出演してまいりました。起きてる時間の相当な割合をTBSラジオと共に過ごしているので、嬉しい反面、大緊張でしたよ…。

当然のことながらラジオなので、話の中で触れた片手袋を実際に見て頂く事は出来ません(それでも安住さんの説明スキルに物凄く助けられましたが)。なので、本日の補足として、幾つか実例を挙げておきたいと思います。

・片手袋分類図

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この分類図はあくまで暫定的なもの。実際これまでに何回も改訂しています。また、ここに載っていない片手袋の方が多いというのも大事です。むしろこの分類図は見た事がない片手袋に気付くのに役立つのです。

しかしこんな細かい分類は置いといて、ひとまず落ちたまま放っておかれている「放置型片手袋」と、

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落ちている片手袋を、落とし主が見付けやすい場所に誰かが移動した「介入型片手袋」

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の二種類だけ覚えて貰えれば十分です。

・片手袋に魅かれるのはマニアックなのか?

僕が片手袋に魅かれるきっかけは、小学校一年生の時に出会った絵本『てぶくろ』です。

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他にも沢山の絵本や映画、漫画なんかに片手袋は登場します。また近年、SNSで片手袋の写真をアップする人が世界中に現れ、その様子は『lost glove』などのキーワード検索で伺い知る事が出来ます。伊集院光さんやトム・ハンクスも片手袋を撮っているんですよ。

それらをまとめたのが以下の表です。

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1800年代には既に、マックス・クリンガーというドイツの作家によって、人間が片手袋を落とし、それを第三者が拾おうとしている瞬間が版画として残されています。

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※『手袋』という作品です

スキー場の片手袋についてお便りをくださった方がいらっしゃいましたが、『フレンチアルプスで起きたこと』という映画をよーく見ると、スキー場の片手袋が生まれる瞬間が映ってます。

勿論「片手袋研究家」に出会ったことは未だにありませんが、果たして片手袋に魅かれてしまう、という事自体はマニアックな事なのでしょうか?

・スマホ対応片手袋&委築地の片手袋

ある土地や時代の変化が、片手袋にも表れる事があります。その例としてスマホと築地の話をさせて頂きました。

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手袋をつけたままタッチパネルが操作できるタイプは当初、このような素っ気ないデザインでしたが、

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やがてこのようなお洒落なタイプが出てきて、

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遂には子供用のスマホ対応片手袋と出会うまでになりました。この事は日本にスマホが完全に定着したことを物語っていますよね。

また築地場内の片手袋は、

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このように軍手やゴム手袋など、作業に用いるタイプが多いのです。しかし場外に目をやると、

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特に冬場なんかはこういったお洒落なものが目立ちます。勿論それぞれ例外はありますが、片手袋を通じて場外と場内の役割の違いを感じられますよね?

場内にも介入型はあるのですが、

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こんな風に、普通は介入型になりにくい軍手やゴム手袋が拾われてるんです!これって場内で大事にされるものと、場外で大事にされるものの価値観の違いを現していてとても興味深いです。

しかしさらに!近年、場内でも

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このように子供用の片手袋が介入されていたりするんです!これは僕が築地に通い始めた15年くらい前では考えられませんでしたよ。つまり、築地の変化というのは「河岸と観光地、二つの側面のバランスの変化」であるという事が分かりますね。

・ガードレールとシュシュ

最後に話題に出た、「ガードレールとシュシュ」がこちら。

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ただでさえ片手袋で本当に忙しいのに、どんどん自分を追い込んでしまっています…。

公共の電波を使って30分も訳の分からない話をしてしまいましたが、「この世界の片隅にある断片的なものにこそ、時代の変化や人間の行動は表れる」という事がお伝えしたかったのです。

冬型の片手袋(ファッション類の介入型など)は大体、桜が咲くころまで楽しむことが出来ます。まず手始めに、ガードレールなどに注目してみると、比較的見付けやすいと思いますよ!

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私の個人的な研究(というか呪い)を聞いて下さった皆様、本当に有難うございました!

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2017年2月17日 (金)

『ラジオ出演のお知らせ』

2/19(日)、TBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』に出演して片手袋研究について語ります。

午前11時から30分位です。果たして安住さんはどんな反応をするでしょうか?しかも僕は十年来のTBSラジオヘビーリスナー。嬉しい反面、とても緊張しますよ…。

もしよろしかったらお聞き下さい!

http://www.tbsradio.jp/120335

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2017年2月16日 (木)

『介入型フェンス系片手袋』

介入型フェンス系片手袋。

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どんなにフェンスを作ったって、あっち側でもこっち側でもない場所にスルリと挟まりこんで居場所を作ってしまう奴らがいるのさ。見事なもんだよ。

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2017年2月15日 (水)

『隙間産業』

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そりゃあ人よりだいぶ片手袋センサーが発達してますけど。

さすがにこういう、塀の下とかから僅かに顔を出してるだけの片手袋に気付いた時は、自分で自分が恐くなりますね。

「よく片手袋が見えますね」

しょっちゅう人に言われます。でもね、「片手袋以外何も見てない」とも言えるんですよ…。

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2017年2月13日 (月)

『ドアを開けられないのは誰だ?』

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ごくまれに見かける、ドアノブに差し込まれた介入型片手袋。

拾ってあげた人の優しさを感じると同時に、このドアを日常的に使う人の困った顔が浮かびますよね。拾ってあげた人、優しいのは優しいんですけど、もう少し他の場所はなかったんですかね?

誰かの誰かへの優しさが、また別の誰かの困惑を生んでしまう。なかなか考えさせられます。

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2017年2月11日 (土)

『山車ラジオで語り倒してきたよ!』

「オイサオイサで山車ラジオ」というポッドキャストにお邪魔して、片手袋研究について語らせて頂きました。

山車ラジオは映画を語る会でご一緒しているずまさんと、“ソンシツ物件”“本物ランチサンプル”の収集家として知られる殿下さんがやっているポッドキャストです。

僕と同じように町を舞台にして色々収集していらっしゃる殿下さんもいたので、片手袋研究の話はそこそこに、

  • ・片手袋とは何か?
  • ・我々は路上のものをなぜ写真に撮るのか?なぜ分類するのか?
  • ・収集の欲求の源泉はどこ?
  • ・自分が集めているものを、先に集めている人がいたらやめる?
  • ・「君の名は」は片手袋映画だ!
  • というような、普段しない話を聞いて貰いました。ずまさんはフラットな立場なので、熱くなる二人に冷静な反応をしていたのも面白かったですね~。

    一時間のロングセットですが、是非お時間ある時に聞いてみて下さい!

    こちらのページから聞けます。

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    2017年2月 9日 (木)

    『手荒い手洗い』

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    スーパーの出口付近。即席で設けられた落し物コーナー。袋に入っているのはハンドタオルだろうか?そしてその上にチョコンと置かれた革の片手袋。

    ん?待てよ?二つの落し物の下には洗面台。手袋を外し、手を洗い、手を拭き、そして手袋もハンドタオルも忘れていった?つまり二つの落し物は同一人物によるもの?

    片手袋というと屋外ばかりイメージしてしまうが、屋内の片手袋も中々に想像を膨らませてくれる存在である。

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    2017年2月 8日 (水)

    『バス停の片手袋問題』




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    片手袋分類図は固定化されたものではなく、常に追加・変更・修正を考え、時折改訂しております。

    今現在、第三段階に追加しようかと考えてる種類が結構あります。その中の筆頭が「バス停系」です。

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    バスの乗降時、人間は片手袋を落としやすくなるんですね。お金やIC乗車券の出し入れを考えると、理由は分かりやすいかと思います。しかし問題なのは、

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    当たり前と言えば当たり前なのですが、放置型だけでなく介入型も多いんですよね。「落とす人が多い=それを拾ってあげる人も多い」という訳です。バス停周辺ってベンチやガードレールが必ずあるので、拾った片手袋を置く場所にも困りませんし。

    となると「電柱系」みたいに

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    放置型にも介入型にも組み入れるのが良いのかな?と思うのですが、そうなると放置型は良いとして、「介入型ガードレール系片手袋」と「介入型でバス停のガードレールに置かれた片手袋」をどう区別するのか?という別の問題が浮上してきます。

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    ※この二つの差別化はどう図るべきなのか?

    個人的には、バス停近辺のガードレールに挿さった片手袋は「介入型バス定系」として分類しても良いのかな?と思っています。

    この他にもいくつか変更点を加えて、近々久しぶりに片手袋分類図の改訂を行おうと考えております。

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    2017年2月 5日 (日)

    『脳天唐竹割り片手袋』

    冬場、最も見掛ける機会が多い介入型片手袋。それが“ファッション類介入型ガードレール系片手袋”。

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    普通はこんな感じのものをイメージしますよね?

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    でもここに挿したり、

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    手袋の指を用いて結んだり、

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    袋に入れてぶら下げたり、色々なパターンがあるんです。

    今日見たのはこれ。

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    見事な脳天唐竹割り!勢いがあって良いですよ。このように、同じ分類の中にも存在する若干の違いに注目するのも楽しいですよ。

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    2017年2月 4日 (土)

    『帰ってきた片手袋』

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    水道橋、某ビルの入り口に介入型片手袋。

    十年以上研究を続けていても分からない事の一つに、介入型片手袋のうち何割くらいが落し主のもとに帰るのか?という問題がある。

    でもこればっかりはどんなに頑張っても、永遠に正確な割合なんて出せませんよね。でもせめて、落とした片手袋が拾われていて見つける事が出来た、という人の体験談を集めたいよ。

    片手袋研究。最近は人に話を聞くことで知見を深めていきたいテーマが沢山出てきてます。

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    2017年2月 2日 (木)

    『レジー・見らー』

    この時期、スーパーのレジ周りや買ったものを袋に入れるスペースに注意。

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    このように幾つも忘れ物の片手袋が積み重ねられていたりします。簡易忘れ物置き場ですね。

    これ、結構高そうなのもあるので店員さんは困るでしょうね。捨てる訳にもいかず、日付や落ちてた場所をメモして保管。仕事が終わったら他の店員さんにちゃんと引き継いだりしなきゃいけないんですから。

    ちなみに私、このタイプの片手袋がないかキョロキョロし過ぎて、自分が買った豚肉を置いてきてしまった過去あり。

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    2017年2月 1日 (水)

    『逆光の頃』

    早朝の築地。良い感じの介入型片手袋と出会った。

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    しかし、朝の日差しが逆光になってしまい上手く撮れない。

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    横断禁止の看板で日差しを遮るように撮ってみるが、構図としてなんか変だ。

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    やや斜めから。イマイチ片手袋が見えない。

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    裏から。片手袋が影になってしまう。

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    先程とは逆の位置で斜めから。うん、まあ今まででは一番良いか。でも、ここでよく分からなくなる。

    「良い片手袋写真とは何だ?」

    元々は記録として撮り始めた片手袋写真だ。良いとか悪いとかの基準は、自分の中でどこにあるんだろう?

    こうしてまた一つ、自分で勝手にやっているのに自分でその意味が分からなくなる、というマッチポンプが発生してしまった。

    いつの間にか太陽は高く上り、築地を照らしていた。

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