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2015年11月

2015年11月29日 (日)

『酉の市は撮りの市』

今日は三の酉でしたね。毎年酉の市には行ってるので、今年も行ってきました。

酉の市は片手袋的にも縁の深い催しです。片手袋研究を始めたばかりの2005年。酉の市で賑わう鷲神社の参道で出会ったこの片手袋。

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人々に踏まれていくこの子供用片手袋を見た事が、片手袋の持つ悲劇性にも目を向けるきっかけとなったのです。

そして今年。参道でこそありませんでしたが、神社の外であの時と似た雰囲気の片手袋に出会いましたよ。

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なにしろちょうど寒さが本格的になってくる時期の催しですからね。毎年必ず良い感じの片手袋と出会えるんですよね。

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酉の市らしいこういうベタな写真も撮りつつ、内心はより多くの片手袋を撮りたい気持ちで一杯でしたよ。

他にも良い感じの写真が取れましたが、それはまた後日ご紹介いたします。

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2015年11月26日 (木)

『うれしい予感』

思いの外暖かい日が続いていて、冬らしいファッション類介入型片手袋に中々出会えずにおりました。

最初は少し焦りましたが、10年間の片手袋生活を振り返ってみて、待ってれば出会えない訳ないんですよね。絶対に冬は来るんですから。だから最近は落ち着いてデンと構えておりました。

そしたらやっぱり。

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寒くなった途端、出会えましたよ。10年で得た最大の力が、この落ち着きですわ。

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…とか言いつつ。嬉しすぎて翌日、明るいバージョンも撮りに行ってしまいました。全然落ち着いてなんかいない!

あのね、片手袋と出会えた嬉しさを忘れちまったら、お終いでしょ~が!(俺は誰に怒ってるんだよ)

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2015年11月25日 (水)

『投稿頂きました!第37回』

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【投稿者名】
ぬっそさん

【コメント】
前回投稿したものをブログに掲載していただいてから幾つも片手袋を発見していたのですが、だいぶと日数が経ってしまいました。今回は、ことし発見したものから何点か投稿させていただきます!

①2015年6月20日/大阪交野

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ホラー風です。

②2015年8月25日/大阪・御堂筋線本町駅

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両手なのですが…落ち方が気に入っています。

③2015年9月11日/大阪市福島区 ④2015年9月12日/大阪市福島区 ⑤2015年9月16日/大阪市福島区

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この三点は同じ通りで、毎日ちょっとずつ移動して介入されたりされなかったりしていました。

⑥2015年10月30日/大阪市

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これも両手なのですが…最近よくみるんです!両手。

※管理人から一言
ぬっそさん、大量投稿有難うございます。放置型あり、介入型あり、フェンス系もあれば電柱系もあり。 片手袋が形態を変化させていく過程も撮っておられますし、両手袋まで。お見事です!

個人的には遠くから撮ったと思しき一枚目が気に入りました。最初、「どこに片手袋が映ってるのかな?」と思いましたが、 よく見るとフェンス系がしっかりと。おっしゃるように、白昼でありながら何故か不穏な感じのする、まるで黒沢清監督の映画のような 一枚ですね。

面白かったり、優しさだったりだけが片手袋ではないのです。

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Img_0185_4 ②Img_0184_2

【投稿者名】
友人Fくん

【発見日時】
①2015/11/3
②2015/11/23

【発見場所】
①入間
②不明

【発見した感想】
①入間航空祭でシーズンイン(今季一発目)となりました。30万人参加していれば片手袋の1ダースや2ダースくらい。。ないか。。
②大事なイベントの時に会う気がします。ちなみに山下達郎の当日券に並んでいます。入れたら幸運の片手袋ですね。

※管理人から一言
友人Fくんからの投稿です。感想にもある通り、彼は楽しみにしていたイベントで片手袋と出会う事が多いようです。フジロックフェスティバル でも二年連続片手袋と遭遇している実績があります。

偶然のようですけど、僕自身、取材や展覧会の設営日など、気合いが入っている日に出会う事がすごく多いんですよね。だから彼の言う感覚、 分かる気がするのです。

ちなみに、山下達郎のライブは無事見られたそうですよ!

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Fullsizerender

【投稿者名】
ご近所Sさん

【発見日時】
2015/11/18

【発見場所】
浜松町の階段

【発見した感想】
はじめて発見しました!

※管理人から一言
近所で開催した片手袋ワークショップにも参加して下さったSさんからも、初投稿頂きました。

駅の階段やエスカレーター付近は気の抜けない場所です。僕もこれまでに幾度も遭遇しています。

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今回Sさんが送ってくださったのは、おそらく介入型でしょうね。しかも結構高そうな革の手袋に見えます。浜松町という大きな駅で これを撮るのは勇気が要ったと思いますが、お見事です!

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最近片手袋には出会っていますが、冬のシーズンインを想定していたので質・量ともに少々肩透かしを食らっております。

しかし、皆様からの投稿を拝見させて頂くと、僕の周りに片手袋が少なくても、確実に日本のどこかには存在していることを実感出来て嬉しいです。

強力な古書マニアは所有欲とは別に、神田などに沢山の本が存在していること自体が嬉しい、という境地に達するそうです。僕も片手袋においては、いよいよその域にまできた、という事でしょうか?

※投稿の際の手引はこちら

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2015年11月21日 (土)

『三角関係』

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三角コーンのすぐ横に軍手片手袋が放置されていた。これが軍手じゃなくもっとおしゃれな手袋だったら、

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介入して三角コーンの頭に挿して貰えたのに。

…と思いきや、六年前のある日、冒頭の写真と全く同じ場所、同じ三角コーンに、

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ちゃんと軍手も介入型になっていたのです。

人の優しさがどんな時、どんな対象に注がれるのかなんて、本当に分からないものですよね。軍手だから拾われない、なんてことは全然ありません。

片手袋から見えてくる人間の心の動きって、本当に興味深いです。

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2015年11月18日 (水)

『空振りの先に』

なんか、全然寒さが本格化しないです。東京は。

今年はファッション類の介入型の初観測が10/11と、例年より相当早かったもので期待してたんですけどね…。あれ以来ファッション類に遭遇したのはほんの僅かです。

でもその代わり、いつも通り片手袋との出会いを提供し続けてくれているのがここ。

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築地は相変わらず、行けば必ず軽作業類放置型の片手袋の宝庫。やっぱり聖地の凄味です。

考えてみれば、このまま寒くならないなんて事は絶対ないわけで。必ずファッション類との出会いが数多くなる季節はやってきます。

でも築地の軽作業類やゴム手袋類達と出会えるのは、市場移転の事を考えるとあと僅か。片手袋研究を始めてからずっと当たり前だと思っていたこの光景を、もう少し深く味わっていきたいと思いました。

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2015年11月16日 (月)

『ここはだれの場所?』展にて

もう終わってしまったんですけど、7月18日から10月12日まで東京都現代美術館で開催されていた『ここはだれの場所?』展の事を書きたいと思います。

一般的にはこの展覧会、会田誠さん一家の出品した作品が物議を醸して話題になりました。

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しかし今日は別の作家の方の作品について書きたいと思います。それはドイツ人デザイナー、故ヨーガン・レールさんの作品です。

ヨーガン・レールさんは石垣島に暮らしていたそうです。しかし海岸に流れ着く大量のプラスチックゴミに心を痛め、それらを用いて作品を制作する事を決意。拾ってきたゴミを洗浄、色分けしてランプにしたのです。詳しくはこの解説文をご覧ください。

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※ちなみに最近の展覧会は撮影OKというのが増えてきましたね。

そうして出来たのがこちらです。

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人が捨てていった(あるいは忘れられてしまった)物達に美や意味を見出す。僭越ながら何となく片手袋研究に近いものを感じ、親近感を覚えてしまいました。

しかしさらに片手袋研究と接近するような作品がもう一つあったのです。それがこちら。

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何だかお分かりになりますか?これは海岸に流れ着いたビーチサンダルなんです。先程のプラスチックゴミは美しかったですが、人が身に付けるものだとまた違う迫力がありました。

そしてこれを見た瞬間、近年片手袋研究において注目を浴びている、“放置型海岸系片手袋”を思い浮かべたのです。

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※発生の経緯など、まだまだ謎が多い存在です

近年、海岸へ行くたびに目を皿のようにして片手袋を探していたのに、ビーチサンダルの存在に気付かなかったことが不思議でなりません。逆に、きっとヨーガンさんの目には片手袋は映ってなかったはず。

事実、会場には石垣島の海岸の写真が展示されていましたが、どの写真にも片手袋は映りこんでいませんでした。石垣島の海岸にだけない、という事は考えられないので、プラスチックやビーチサンダルを撮ろうとするヨーガンさんの目には、片手袋は入らなかったのだと思います。

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同じ海岸という場所で、同じ漂着物に、同じような思いを抱きながら、見ているものは違う。やはり人間て世界を見ているのではなく、世界に思いを投影しているのだな、と感じました。

とても面白い展覧会でした。

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2015年11月14日 (土)

『冬の王者・ガードレール系』

“介入型ガードレール系片手袋”。多種多様の片手袋が咲き乱れる冬だけど、王者はやはりコイツだろうな。この冬は幾つ出会えるだろう?

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2015年11月12日 (木)

『神戸2015』

先月、神戸ビエンナーレ2015を見る為、二年ぶりに神戸を訪れました。感想を書きたいと思いつつ、日々の忙しさにかまけて中々書けずにおります。

見たいもの、食べたいもの、そして会いたい人。すべて完璧にかなえられて、また一つ楽しい思い出が神戸に出来たのですが、片手袋的にも充実していたのです。

僕は大体高速深夜バスを利用して神戸に行くのですが、早朝神戸に到着して、早速一つ目の片手袋発見。

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まだまだ暖かい時だったのにファッション類だったので、おそらく冬に拾われて介入型フェンス系となった片手袋がフェンスの向こう側に落ちて、そのままずっとここに存在し続けているのでしょう。

その後、駅前のタクシー乗り場を通りかかったら、今度は軽作業類放置型の片手袋発見。

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これはタクシーの運転手さんに乗客と間違われないよう、遠くから撮影するのが大変でした。

その後一日中神戸のまちと神戸ビエンナーレを楽しみ、再びバスターミナルへ向かったのですが…

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何と朝の片手袋が介入型に変化していたのです!

決して片手袋が多発するような時期ではなかったのに、この幸運。やはり僕はあらゆる意味で神戸が大好きですね!

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2015年11月10日 (火)

『比較の楽しみ』

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“ファッション類介入型三角コーン系片手袋”!ガードレール系とか、徐々に冬の主役達が出揃ってきております。ワクワクしますね。

正直ここ数日の東京は手袋が必要な程の冷え込みではないのですが、皆さん何となく「冬が来た感」で持ち歩いてるんでしょうね。

ところで長年同じことを続けていると、ある現象を単体で楽しむのとは別に、過去の現象と比較する、という楽しみも出てきますね。

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これは今日ご紹介したのと全く同じ場所で、2014年11月に出会った片手袋。NHKの「おはようニッポン」取材時に出会ったんですよね。

何故か冬のシーズン初期に出会う、というのは何か意味があるのでしょうか?ちなみにここは駅の出口付近。色々と考察のしがいがあります。

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2015年11月 8日 (日)

『タロジロは生きていた。片手袋も生きていた』

一か月ほど前。子供の運動会を見る為会場に向かっていると、片手袋が。

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これを撮った瞬間、胸が何故だかざわつきました。「あれ?この片手袋、見覚えがあるぞ」。家に帰ってからパソコンの片手袋フォルダを見て驚きました。

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何と一年前の運動会の時、全く同じ場所で出会った片手袋じゃないですか!ブログにも書いてました。周りの植木鉢がなくなっていたり、左右の向きがわ変わっていたりはしますが、場所は全く同じです。一年前のブログタイトルが「山のフドウ」だったのも暗示的。

長期間同じ場所にあり続ける片手袋がたまにあって、このブログでもその事を考察した時がありましたが、流石に一年間は初めてです。

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(2014/10/11撮影)

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(2015/10/10撮影)

いや~、健さんの気持ちが自然に理解できましたよ。「タロジロは生きていた…」って。

この片手袋が何故ここに落ちたのか?という物語も気になりますが、それ以上にこの一年間どんな時を過ごしてきたのか?という物語が気になります。

片手袋。本当にそれぞれが様々な物語を背負ってますね。

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2015年11月 6日 (金)

『片手袋の左右問題』

Twitterでご質問を頂きました。

「片手袋は左右どちらが多いですか?」

シンプルにして大事な問題です。片手袋研究家を名乗っている訳ですから、片手袋にまつわるあらゆる事象を研究対象にしています。「左右どちらの片手袋が多いのか?」という問題は、当然研究を始めたごく初期に気になりました。

しかしカウントを始めてすぐに、この問題に答えを出せない事に気付きました。何故か?

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今まで出会った片手袋のうち一定の割合を占める軽作業類は、左右が分からないのです。これでは正確なカウントが出来ません。この問題は軽作業類だけではありません。

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ファッション類、中でも毛糸でボーダーやアーガイル柄なんかは左右分からないですよね?タグでもついていれば裏表が分かるんですが。

なので早い話、「片手袋は左右どちらが多いか分からない」というのが本当のところです(これはそのまま男女比にも言える事です)。

勿論仮説は立てられますよね?すぐに思いつくのは、「利き手を使う時に外して落とすことが多そうだから、右が多いのでは?」という仮説。

しかし、仮説はどこまでいっても仮説なので断言は出来ません。単純に左も沢山出会うので、そんな簡単な話ではなさそうです。

しかも片手袋研究の歴史は、最初に立てた分かりやすい仮説を覆されてきた歴史なので(例えば「片手袋は冬しか出会う事が出来ないのでは?」とか、全然そんな事ありませんでした)。

質問して頂いた方には大変申し訳ないのですが、左右問題には「分からない」と答えるのが研究者として真っ当な姿勢だと思うのです。

しかし、いつかこの問題はキチンと書かなければ、と思っていたので、ちょうどよい機会を与えて頂き感謝しております。

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2015年11月 5日 (木)

『箸休め』

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最近こういった冬らしい片手袋との出会いに恵まれていましたので、心の中で腕まくりしていました。(よっしゃ!気合い入れてくぞ!)と。

そんな矢先、本日出会ったのは…

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まさかのディスポーザル類。思わぬタイミングに、若干ずっこけました。でもOK、OK!僕は片手袋博愛主義者ですから。

ホテルのビュッフェとかだって、気合い入れて最初からローストビーフとか海鮮いくら丼とか食べちゃうと、あっという間におなか一杯になって食べられなくなるじゃないですか?やっぱり野菜のムースとかスープ類なんかを適宜挟んでいかないと、長く楽しめませんよ。

片手袋も、そう。

そりゃあ見た目も楽しいファッション類は良いですけど、合間合間に軽作業類やディスポーザル類との出会いも挟んでいかないと、長い冬もちませんよ。

だから今日ディスポーザル類と出会ったのは、むしろ絶好のタイミングと言えます!

…本日は長々と色々書きましたが、例え話によって余計理解し辛くなる、という悪い見本のようになってしまった事をお詫び致します。

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2015年11月 4日 (水)

『Awakens』

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冬といえば介入型の印象がありますが、放置型も冬っぽくなってきましたよ。

今日出会った“ファッション類放置型横断歩道系片手袋”。結構年季が入っていたので、長年誰かの寒い朝を暖めてきたんでしょうね。落とした人は悲しんでると思います。

なのに僕と来たら、iPhoneを新調して一発目の片手袋だったので喜んでしまいました。今となっては反省しております。

片手袋が好きでも、誰かが片手袋を落とすことを願い始めたら、それはフォースの暗黒面に落ちてしまっていますよ。気を付けます。

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2015年11月 2日 (月)

ディスアポイントメント・ブルース

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今日の東京、午前中は猛烈な雨と風でした。
僕は築地にいたんですが、傘をさしていても全然意味がないくらいでした。足元なんかずぶ濡れで、ビチャビチャの靴下により不快指数250%。一刻も早く家に帰りたくて先を急いでおりました。
そんな状況でも、やっぱりあいつと出会ってしまう訳で。この軍手片手袋と出会った時、0.00001ミリだけ「写真撮るの、面倒くさいな」と思ってしまった自分に失望ですよ。
そんな自分に喝を入れるがごとく、傘を閉じてひざまずいて撮ったのが今日の写真です。
まだまだ。まだまだでございます。

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