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2014年10月 5日 (日)

メディアの中の片手袋『てぶくろがいっぱい』

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『てぶくろがいっぱい』

作者:スロボドキン・フローレンス、スロボドキン・ルイス
出版社:偕成社

本日ご紹介するのは、アメリカの絵本『てぶくろがいっぱい』です。平凡社の『この絵本が好き』の海外翻訳絵本部門の一位になった事もあるようなので、結構有名な絵本かもしれません。以下にちょっとあらすじを。

ネッドとドニーはふたごです。ある日、ドニーがてぶくろをひとつなくしてしまいました。そのことを知った近所の人たちがつぎつぎに、おちていたてぶくろをとどけてくれるようになりました。ふたごのうちには、てぶくろがいっぱいあつまりました。こんなにたくさん、どうしたらいいのでしょう。そのとき、ネッドがいいことを思いつきました….。

片手袋、片手袋の背後にある物語、片手袋を通じた人間の交流がテーマになっている、完全なる“片手袋絵本”です。

「おい!“片手袋絵本”なんてジャンルあるのかよ!」と言われてしまうかもしれませんが、実は当ブログで絵本を紹介するのは既に三冊目なのです。

まずは、そもそも僕の片手袋活動のルーツになっているウクライナの『てぶくろ』

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そして、“介入型落とし物系”達が主役となった 『カタッポ』

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そして今回ご紹介している『てぶくろがいっぱい』。どれも名作ですが、何故絵本の題材に片手袋がなりやすいのでしょうか?

作者側から考えてみると、片手袋は想像力を掻き立てられる存在なのでしょう。つまり、その背後にある物語を幾らでも広げていくことが可能なのだと思います。

そして絵本を読む側、つまり子供達にしてみても、「手袋を片方失くしてしまう」という物語は実感をもって読む事が出来る筈。だって、子供だったら一回は実際に経験してるでしょうからね。

でもそれって絵本に限らず、まさに僕が片手袋に魅かれる理由そのものなんです。だからこそ日々このブログを綴ったり、作品に昇華させたりしているのですから。

「片手袋は人の創作意欲を刺激する」。実はこのテーマでもう一つ別の発見があるのですが、それはまた別の機会に書いてみたいと思います。

話が若干それましたが、『てぶくろがいっぱい』。素晴らしい絵本ですよ!

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