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2013年3月

2013年3月31日 (日)

『信天扇』

Img_2179昨日はこのブログに似つかわしくない、派手な発表をしてしまいましたが、勿論いつも通りの片手袋遭遇報告も粛々とやっていきます。

地下鉄の駅の階段を上りきった場所にありました。

だいぶ手前で片手袋がある事に気付いたんですが、階段で立ち止まっては後続の方の邪魔になってしまいます。

なので携帯カメラをぶれないように固定しつつ、立ち止まる事なくタイミングを見計らってパチリ!

見事撮れてました。これは、“横断歩道の途中に落ちている片手袋を立ち止まらないで撮るテクニック”くらい、片手袋界では難易度が高い技です。

ゴルフで言ったらアルバトロスくらいの難易度です。

ゴルフで言う必要はなかった事を認めます。

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2013年3月29日 (金)

『重大発表!』

皆さま、こんにちは。私、このブログの管理人である石井公二と申します。

この度、長年追求してきた片手袋、そして片手袋の写真で構成した作品案が、『神戸ビエンナーレ2013』の「アート・イン・コンテナ」国際コンペティションに入選致しました!

映画や音楽やアートや落語や本…。私は長年、様々な表現活動に魅せられてきました。しかしながら、自分が表現する側になる、しかも国際的な舞台で、というのは想像もしていませんでした。

でもコンペに送ったのは私自身であるし、そんな素人同然の私にチャンスを与えて下さった訳ですから、全力で頑張ります。

10月の本番に向けて、作品完成までの道のりを当ブログでもご報告していければ、と思っております。勿論、今まで通り、片手袋との日々の出会いも綴っていきます。

片手袋を始めてからもうすぐ八年。やっと訪れた片手袋を沢山の方に知って頂くチャンス。全力で取り組みます!

『神戸ビエンナーレ2013』
http://kobe-biennale.jp/

『神戸ビエンナーレ2013「アート イン コンテナ」国際コンペティションの一次審査結果』
http://kobe-biennale.jp/2013/03/29143000.html

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2013年3月28日 (木)

『原点』

Photo当ブログのプロフィール写真に用いているこの写真は、片手袋を撮り始めて一、二枚目の写真だ。恐らく2004年ごろの写真。

当時出始めのカメラ付携帯で撮ったので、恐ろしく画質も悪いしサイズも小さい。でも忘れられない一枚。

以下に掲載する文章は、僕が2005年8月24日にmixiで書いた文章の一部である。片手袋の写真を撮る事を宣言する内容だ。

明日、片手袋に関して一つ発表が出来るかもしれない。今敢えて、この永遠に終わる事のない片手袋道の最初の一歩を振り返ってみたい。

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男性は女性に比べて収集癖があるという。本当かどうかは知らないが、確かに昔から俺も色々な物を集めてきた。「ビックリマン」、「メンコ」、「切手」、「本」etc・・・。

一年前から新しく集め始めた物があるのだが、今までにまだ三個しか収集出来ていない。収集を始めた時は、もっと簡単に沢山集まると思っていた。だってよく目にするような気がしたんだもの。だがいざ集めるとなると、全然無いんだよなー。

前置きが長くなったが、その集めている物とは『片手袋』。「は?何のこと?」と思ったあなた、まあちょっと待ってくれ。今説明します。

歩いている時や、車に乗っている時、片方だけ落ちている手袋を目撃した事はありませんか?それが『片手袋』です。あれは何なんだろう?何で片方だけ落ちているんだろう?両方落ちている手袋はあまり見たこと無いもんな。

片手袋には想像力を刺激する魅力がある。だって片方だけ落ちているってことは、当然落とした人がいるわけで、しかもその人が落とした事に気が付く瞬間もあるわけで。その辺りに空想を巡らすと結構楽しいんだよ。

例えばスポーツタイプの片手袋が落ちていたとする。それを落とした人は、自転車競技の選手かもしれない。仮にそいつの名を「ペダル漕蔵」としておく。

漕蔵はベテランの競輪選手。この日は彼の引退試合の日だ。試合前の控え室で、25年に及ぶ自分の選手生活に思いを巡らせる。いつも親しげに話しかけてくる後輩選手達もそんな彼を気遣い、この日だけは近寄らずに静かにしている。

長年愛用したユニフォームともお別れだ。彼のユニフォームは20年前、頑固なフランスのユニフォーム職人、「マージ・フィット」によって作られた特注だ。そのフィット爺さんも5年前に亡くなった。今では少し時代遅れとなったこのユニフォームだが、漕蔵にはこれが一番しっくりと来る。「フフ、今では俺が頑固爺さん、ってわけか」。漕蔵は微かな笑みを浮かべて、鞄からユニフォームを取り出す。

スパッツ、ウェアなどを着込み、最後にグローブをはめて・・・、な、な、無いーーーー!グローブが無いーーーー!何で何で?家出る時、確かに鞄に入れたのに!最後の試合、素手でやれってか~!チキショ~!

と、こういう具合に、道端で薄汚れて忘れ去られた片手袋にも、深いサイドストーリーが隠されているかもしれないじゃないですか?片手袋を見て妄想するストーリーは、多くの場合、切ないものが多いんだよな。だって『片方だけの手袋』って、『弦を張っていないギター』のようなもので、この世に存在する意味合いを奪われてしまっているんですものね。でも、その切なさに魅かれるんだよ。

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なんか少しはしゃいだ内容で恥ずかしいのだが、全てはここから始まった。今まで自分が気付いていなかった楽しみを発見してしまい、心が躍っている様子が窺える。

そして、その楽しさは片手袋と出会う度、未だに僕の胸を襲う。

これがある限り、きっと誰かに伝わる筈だと信じている。

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2013年3月27日 (水)

『勢揃い』

Img_2508なんの変哲もない、普通の片手袋です。

まあ、タオルと一緒に落ちているので、引っ越しか何かの作業をしていた人が落としたのかな?と思います。

でも、それが分かった所で普通の人には何の関係もないし、面白くもないと思うのです。

その“普通の人にとって特に面白くもないもの”を、僕は何年も何年も、毎日毎日、ひたすら撮り続けてきたのです。意味のない行為だとは思いながらも、それでも何か強烈な魅力に引き付けられて。

片手袋の写真って、正直に言えば一枚だけ見ても弱いと思うんです。それは僕もそう思うんです。

でも、僕が死ぬまで撮り続けて、それらの写真を一気に展示したらどうでしょう?何かとてつもない力を発揮するような気がするんです。気がするんです(二度目)。

とにかく片手袋は、圧倒的な数により何かが見えてくるタイプの活動だと思います。

七年。これまで撮ってきた写真は既に相当な数になっています。そろそろ、中間報告として皆さんに提示出来る機会がないか。

模索してます。

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2013年3月25日 (月)

『片手袋の分類法第三段階~ガードレール系~』

月曜日恒例、片手袋の研究発表。現在は“片手袋の分類法”を突き詰めて考えている最中である。

片手袋の分類は三段階を経て行われる。三段階の手順は以下の通り。

第一段階:“手袋の材質”によって分ける。

第二段階:“片手袋がどのような過程を経てそこに存在しているのか?”によって分ける。

第三段階:“状況や場所による分類”をして完了。

Photo今は表の一番下の段、最終第三段階を一つずつ紹介している。

 

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※最終的な分類名は「○○類○○型○○系片手袋」となるが、第一段階の“○○類”は素材によって異なる為、“○○類”のまま表記する。

・○○類介入型ガードレール系片手袋

さて、今日からいよいよ介入型片手袋のご紹介である。介入型は発生経緯からして必然的に人目につく場所にある事が多いので、皆さんも見掛けたことがあるのも多い筈だ。

まずは介入型で一番ポピュラーなタイプから。

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冬場、まちを歩いていると本当によく見掛けるこのガードレール系。

片手袋を拾った人が置いてあげる場所として、すぐに見つかる利便性が重宝がられるのだろう。

ガードレールの支柱に挿してあるタイプが多いが、近年、その他の特殊なタイプが続々発見されている。

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まずこちらは、手袋の指の部分でガードレールに巻きつけてあるタイプ。ガードレール系は支柱の部分に挿してあるタイプが多いのだが、「こういうやり方もあるのか!」と感心した。

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こちらは折り畳み傘と片手袋が抱き合わさって、ガードレールに置かれているタイプ。これは少し特殊だが、挿すのではなくただガードレールの上に置かれているタイプもよく見掛ける。

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最後は、近年最も衝撃を受けた片手袋、と言っても過言ではない、ビニール袋に入れてからぶら下げられたタイプ。

もはや優しさを通り越して、日本人の梱包好き、おもてなしの精神、とかまで感じさせてくれる逸品であった。

また、手袋の種類に関して。ガードレール系は軍手類やゴム手袋類などより圧倒的にファッション類が多い。したがって目撃される季節は冬場に偏っている。

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しかしあらゆる分類から逃れて、数多くの例外が存在するのも片手袋の魅力。このようにゴム手袋のガードレール系も存在するので、注意が必要。

来週月曜日以降も、引き続き介入型のご紹介を続けていきます。

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2013年3月23日 (土)

『KATAXILE』

Img_2720エグザイルの広告が大々的に貼られた自動販売機の裏にぶら下がっている片手袋。

どんな華やかな世界でも、それを支える地味で目立たない存在が裏で頑張っているものです。

それを象徴するような片手袋でした。

…そうか?

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2013年3月22日 (金)

『じっくりコトコト』

Img_1982地面にチョークで「自販機」と書いてあります。

その横に落ちている片手袋。

僕の推理はこうです。

恐らく自動販売機の設置予定場所の採寸でもしてたんでしょう。そして、その作業をしていた人が片手袋を落としていった…。

こんなポカをやっちゃうぐらいだから、ここに置かれる自動販売機はポッカのじゃないかな?

…ブログにダジャレを書いちゃいけないなんて道理はないでしょう!

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2013年3月21日 (木)

『これぞ抱き合わせ商法!』

昨日、東京はずっとモヤモヤとした空模様でしたが、六時過ぎ頃には遂にポツリポツリ。

雨が大嫌いな僕ですが、どうしても自転車で出掛けなければ用があり、合羽を着こんで渋々ペダルを漕ぎました。

しかし、気が乗らないながらも外出した甲斐のある逸品に出会いましたよ!こちらです!

Img_2693

分かりますか?何故か折り畳み傘に包まれてる片手袋です!恐らく自転車用のグローブでしょうか?

なんでこんな事になったのでしょう?長年片手袋撮ってますが、初めて出会いました。

落とした人が最初からこういう状態にしていたのか(それにしても何故片方だけ?)、拾った人がたまたま近くに落ちていたこの二つをまとめたのか?

いずれにせよ不思議な片手袋です。なんとなくこれを連想しました。

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片手袋の終わりの季節に出会った、久々の特大ホームランでした。

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2013年3月20日 (水)

『隣接ジャンル』

Img_2678もうね、乗りかかった船ですから。片手袋に近いと思われるものは、何でも記録しておこうと思うんですよ!

え?「暖かくなってきて片手袋も減ってきたし、ネタギレだろ!」ですって?

…ノーコメンツ!

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2013年3月19日 (火)

『風物詩』

Img_2453これは昨年末の写真ですが。

道路工事と片手袋。

冬の二大風物詩の共演でした。

※本文中、“二大”という表現がありましたが、これはあくまで管理人にとっての話であります。まるで一般的に認知されているような書き方をしてしまった事をお詫びいたします。

また、「そんな事、というか片手袋を含め、全て気にしてないからお詫びをする事自体が自意識過剰ではないか?」というご意見に関しましては、その限りではございません。

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2013年3月18日 (月)

『片手袋の分類法第三段~介入型片手袋の予習~』

月曜日恒例、片手袋の研究発表。現在は長年の観察の末に確立された“片手袋の分類法”をご紹介している最中である。

片手袋の分類は三段階を経て行われる。三段階の手順は以下の通り。

第一段階:“手袋の材質”によって分ける。

第二段階:“片手袋がどのような過程を経てそこに存在しているのか?”によって分ける。

第三段階:“状況や場所による分類”をして完了。

Photo今は表の一番下の段、最終第三段階を一つずつ紹介している。

 

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・介入型片手袋の特徴

前回までは最終第三段階、『放置型片手袋』を実に九種類も報告してきた。今回からは、『介入型片手袋』の紹介である。

さて、念の為前回までの『放置型片手袋』を幾つか見て頂こう。

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上の写真を見て頂ければ分かるように、『放置型片手袋』とはつまり、誰かが落とした片手袋が、落とされたままの状況で放置されているタイプの事である。

では次に、『介入型片手袋』の写真を幾つか見て頂こう。

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『放置型片手袋』との違いがお分かり頂けただろうか?

つまり『介入型片手袋』とは、落ちている片手袋を誰かが拾い、目立つ場所に移動してあげるという、第三者の介入を経て生まれる片手袋なのだ。

必然、『放置型』は“落とした人”への考察が中心だったが、『介入型』は“拾った人”への考察が中心になるだろう。

『放置型』の片手袋が、不思議と落ちている場所に偏りが見られるように、『介入型』の片手袋も、拾ってあげた人が置いてあげる場所に偏りが出てくるのである。その場所によって分類をしていくのだ。

この『介入型片手袋』は、考察をすすめていくと僕が片手袋に魅かれる根本的な理由にも到達していくので、それについても触れていこうと思う。

それでは来週月曜日から、『介入型片手袋』の本格的な考察に入ります。

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2013年3月16日 (土)

『アヒルの子』

Img_2675昨日に引き続きゴム手袋ですが。

ゴム手袋の片手袋は大抵道端に落っこちてるんです。軍手の同じく、そんなに大切にされないタイプの片手袋ですね。

ところが今日出会ったのは珍しく、拾われて目立つ所に置かれてましたね。

見慣れない光景でしたけど、少し誇らしげなゴム手袋でした。

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2013年3月15日 (金)

『履歴書』

Img_2478ゴム手袋って色んなカラーがありますよね。

というか、僕の場合片手袋探しを始めてからその事に気付きました。

緑、オレンジ、黒、黄色、紫…。

中でも紫のゴム手袋は、落ちているのを見付けた時のインパクトが大きい気がします。

紫を高貴な色だと感じてしまう、僕の日本人的感性が反応してしまうんでしょうか?

P.S こんなどうでも良い話題を、「でしょうか?」って疑問形で終わられても困りますよね…。

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2013年3月14日 (木)

『二輪』

Img_2211深夜、路地にとめてあったバイクのシートに片手袋が。

“柳と幽霊”じゃないけど、“深夜のバイクと片手袋”。ちょっとだけ怖かったです。

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2013年3月13日 (水)

『ボーダー』

Img_2565随分と派手ですけど暖かそうな片手袋です。

先週末は夏日になりましたが、今週は寒い日もあるようです。天気予報では「まだ冬物はしまわないで下さい!」と言ってました。

しかし道行く人々を見ていると、コートなどはまだしも、手袋をしている人は殆ど見掛けません。

やはり一度暖かさを経験してしまうとその後は、それ以前と同じくらい寒い日でも手袋まではしないもんなんですね~。不思議です。

今がちょうどその境目なんでしょうけど、今日の写真はそれを象徴するように日向と日蔭の間に位置しておりました。

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2013年3月12日 (火)

『片手袋の分類法第三段階~実用系~』

月曜日恒例(今日は訳あって火曜)、片手袋の研究発表。現在は“片手袋の分類法”を突き詰めて考えている最中である。

片手袋の分類は三段階を経て行われる。三段階の手順は以下の通り。

第一段階:“手袋の材質”によって分ける。

第二段階:“片手袋がどのような過程を経てそこに存在しているのか?”によって分ける。

第三段階:“状況や場所による分類”をして完了。

Photo今は表の一番下の段、最終第三段階を一つずつ紹介している。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

※最終的な分類名は「○○類○○型○○系片手袋」となるが、第一段階の“○○類”は素材によって異なる為、“○○類”のまま表記する。

・○○類放置型実用系片手袋

P2190018 86 123

今日はまず、写真の解説から。

(上左)駐車場のポールにはめ込まれていた片手袋。車を傷つけない為の配慮だろう。

(上中)自転車のハンドルにしばりつけられた片手袋。用途は分からないが、紐でわざわざ縛ってあるのだから、意図的なものだろう。

(上右)漁師料理屋の生簀に置かれていた片手袋。魚を掴む時や捌く時に使用するのだろう。

片手袋は人間の無意識の産物のように思える。事実大半はそうなのだが、中には意図的に産み出される片手袋達もいる。

上記の三つの片手袋に共通するのは、どれも明確な使用目的が存在する、という点である。そしてこれらの片手袋が、今回ご紹介する“実用系”なのである。

片手袋が“無意識の産物”である、というのは大きな魅力の一つである。その点、“実用系”はその魅力に欠けるが、見た目やモノとしての存在感が強い為、やはり僕は片手袋として記録している。

また、そもそも手袋として利用していないものもあり、「手袋ってこんな使い方も出来るんだ!」という発見があるのも“実用系”を切り捨てる事が出来ない理由の一つである。

まあ、確かに“実用系”は「片手袋界の異端児である」感はぬぐい去りがたいが、僕は「片方だけの手袋を記録し続ける男」なのだ。理由はどうあれ、片方だけであるなら、今後も記録していこうと思う。

なお、こちらも第三者が介入していない為、便宜上『放置型』に分類する。

さて、これで『放置型』の片手袋の紹介は終了である。次回からは『介入型』の片手袋を一つずつご紹介していく。

『放置型』は“落とした人”への考察が中心だったが、『介入型』は“拾った人”への考察が中心になるだろう。

お楽しみに!

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2013年3月11日 (月)

『二年』

Img_2090月曜日は“片手袋研究発表”の日ですが、今日は二年前、震災直後に書いた記事を再掲載します。

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これは僕が“介入型”と呼んでいるタイプの片手袋です。

落ちている片手袋に気付き、見つかりやすい場所に移動してあげた誰かが存在する。

そうして生まれるのがこの“介入型”の片手袋なのです。

我々には有事ではなく普段から、このようなちょっとした、でもとても重要な心の優しさが備わっています。そう信じています。

ましてや過去最大級の有事が起きている今この時。

批判や言い争いや怒りはひとまず置いておいて、正確な情報や落ち着いた行動に基づく優しさを発揮しましょう。

僕自信、自分に出来る事は何か、冷静に考えてみます。

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少なくとも僕の人生においては最もショッキングな出来事だった、二年前のあの日。

全てが変わってしまったような、何も変わっていないような、曖昧でのっぺりとした毎日を過ごしているうちに、二年前に書いた事の実践をついつい忘れてしまいそうになります。

実は今日の記事で、当ブログは501本目の投稿となります。

なるべく沢山の片手袋との出会いをブログでご報告する事で、二年前の自分の思いを忘れないようにしていきます。

これからも『かたてブログ』をよろしくお願い致します。

※今週の“片手袋研究発表”は明日、掲載致します。

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2013年3月 9日 (土)

『つづれ織り』

Img_2562片手袋だけを捉えた写真は、片手袋が持つさみしさやおかしみを露わにしてくれるので好きです。

しかし一方で、今日の写真みたいに片手袋以外に沢山の者が映り込んでいる写真も好きです。

本来一緒になる事がないような物品達が一堂に会し織りなすコンポジション。

そこにいたかもしれない人間、あったかもしれない人間の営み。そういったものが立ち上ってくる不思議さ。

そしてこういう写真に映り込む片手袋は、何故か軍手やゴム手袋の相性が良い気がします。

薄汚れた軍手の片手袋、歯ブラシ、電池、酢ダコの桶etc…。皆さんはどんな物語を想像するでしょうか?

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2013年3月 8日 (金)

『飛んでった片手袋』

Img_2482暖かくなってきたのは良いとして、風が強い日が多い気がします。

こちらの片手袋、突風吹き荒れる銀座で、飛ばされないよう必死にガードレールで頑張っておりました。

風が手袋の中を通るのでしょう。風船みたいに指の先までパンパンに膨れていました。

それは東京湾アクアラインで風の強い日に見られるような、吹き流しのようでありました。

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2013年3月 7日 (木)

『サクリファイス』

Img_2494この片手袋はね、待ち合わせ時間ギリギリ、いや、既に少し遅刻している時に出会ったんですね。

当然通り過ぎました。相手を待たせてる訳ですから。

しかし、通過して何分か後。僕の心は物凄い罪悪感に支配されてしまったんですね。

「アイツの存在を気にしてあげられるの、片手袋マスターの僕しかいないじゃないか」と…。

そんで戻った訳です。撮った訳です。罪悪感から解放された訳です。

でもね、今になって思うんです。「その罪悪感、待たせてる相手に持つべきだろ!」って…。

何かを極める事は、何かを犠牲にする事と同義なのかもしれません。

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2013年3月 6日 (水)

『おじぎ』

Img_2081“おじぎ人”って言うんですかね?あの工事現場の看板でお辞儀してる、有名なアイツですよ。

今日の片手袋、駐輪禁止の看板にしなだれていたんですが、何となくお辞儀してるように見えました。

「自転車止めないで下さいよ~。よろしくっす!」

片手袋からのお・ね・が・い!

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2013年3月 5日 (火)

『bloom』

Img_2528年が明け、年末の華やかなイルミネーションもなくなり、街路樹の青々とした葉や色鮮やかな花はとっくに落ちている。

背中もついつい丸くなり、気が付くと地面ばかり見てしまっているのは寒さのせいばかりではなく、そんな殺風景なまちの様子も大きく影響しているのだろう。

そんな時、枯れた街路樹にそっと添えられた片手袋を見ると、ホッとするというか、少しだけ暖かな気持ちになれる。

しかし皮肉なもので、寒さが徐々に和らぎ、緑芽吹く春が近くなるにつれ、今度は片手袋達がまちから姿を消していく。

生気を取り戻し始めたまちや人を尻目に、僕は少しだけ悲しい気持ちになる。

そして、また次の冬、次の片手袋の季節を心待ちにするのだ。

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2013年3月 4日 (月)

『片手袋の分類法第三段階~雨に唄えば系~』

月曜日恒例、片手袋の研究発表。現在は“片手袋の分類法”を突き詰めて考えている最中である。

片手袋の分類は三段階を経て行われる。三段階の手順は以下の通り。

第一段階:“手袋の材質”によって分ける。

第二段階:“片手袋がどのような過程を経てそこに存在しているのか?”によって分ける。

第三段階:“状況や場所による分類”をして完了。

Photo今は表の一番下の段、最終第三段階を一つずつ紹介している。

 

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※最終的な分類名は「○○類○○型○○系片手袋」となるが、第一段階の“○○類”は素材によって異なる為、“○○類”のまま表記する。

・○○類放置型雨に唄えば系片手袋

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今日は雨に唄えば系片手袋』と呼ばれる“状況”ではなく“状態”に共通性がある片手袋の分類。

片手袋というものがそもそも地味な存在だが、それでも普段ブログにアップしている片手袋達は、面白味があったり珍しい材質だったり、何かしらポップな要素があるものを選んでいる。

しかし、この『雨に唄えば系』は違う。雨に濡れてグチャグチャになっていたり、ゴミにまみれて見付けるのさえ困難な状況に陥っていたりする片手袋達。

幾ら誰からも注目されていない当ブログでも、さすがに画像をアップするのが躊躇われるような片手袋達。

しかし、僕は思う。「こいつら、片手袋の鏡だよ」と…。

人に忘れ去られたが故に誕生する片手袋という存在は、生まれたその時から悲しい宿命を背負っている。

そこからさらに人や車に踏まれ、雨に濡れて泥まみれになり、路肩で天麩羅が衣を纏うようにゴミを纏った片手袋達。

『雨に唄えば系』はある意味、片手袋という存在の宿命を究極的に突き詰めた存在ともいえるのだ。

「今まで“状況”で分類してたのに、“状態”で分類しちゃったら、そもそもの分類する上での法則性が揺らいじゃうじゃないか!」

そんなご批判もあろう。しかし、それでもなお僕が『雨に唄えば系』という分類を作ったのは、出会う度に片手袋の存在意義をもう一度思い出させてくれるからなのだ。

かつて、こんな歌があった。

“ドブネズミみたいに 美しくなりたい
   写真にはうつらない 美しさがあるから”

『雨に唄えば系片手袋』。…お前、美しいよ!

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2013年3月 1日 (金)

『俺は俺の片手袋を撮りたい』

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今日出会ったこの片手袋。

ん?なんか見覚えが…。

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一月末にご報告した片手袋と同じキャラクターじゃないですか!

これ、なんか有名なキャラクターなんですか?前回は子供用のミトン、今日のは大人用の手袋だったので、幅広い年齢に人気のあるキャラクターなんでしょうか?

やっぱりね、片手袋を極めようと思ったら、片手袋以外の世界の事も知っておかないと駄目ですね。

「お、このキャラクターは○○だな。最近の手袋界の流行は○○なのか」とかすぐに分からないとね~。

でもね、思うんですけど、逆に「あ~、○○を極めようと思ったら片手袋の事も知っておかないと駄目だな」っていう状況はまずないでしょうね…。

ま、いいっすよ別に…。

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