私はなぜ、新しいイベント『まちがたり』を立ち上げたのか?

年が明けてからだいぶ経ってしまいましたが、今年最初の投稿です。

昨年末、東京別視点ガイドさんに書いた記事内で、 「片手袋って結局、都市の運動なのではないか?」というようなことを書きました。いきなりそれだけ聞くと訳が分からないと思いますが、つまり「人が移動したり働いたり日常生活を営んだりする過程で変化していく都市、それと連動しているのが片手袋なのである」という事です。

11

だとすると、片手袋を突き詰めて考えていくと結局「都市、町」についても考えざるを得ないんですよね。でも「町」と聞いて思い浮かべるイメージは、人によって全く違います。範囲の事なのか?人のことなのか?駅名なのか?行きつけのお店のある場所?温かいイメージ?なんだか煩わしいもの?

だったら都市や町を構成する要素を細かく分析していって、その一つ一つについて研究だったり実践だったりしている人達のお話を皆で伺えないだろうか?そんな思いから、新しいイベント『まちがたり』を始める事にしました。47574937_209411603280611_8681325925

» 続きを読む

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2019年2月11日 (月)

マニアフェスタvol.2参加と「片手袋を見守る会」結成のお知らせ

昨年、新宿の東急ハンズで開かれたマニアフェスタに参加させてもらってから、「一人だけじゃなくて同好の士と一緒に活動するって良いな~」と思ってました。銭湯界隈のお仲間の楽しそうな雰囲気に感化されたのです。

そのマニアフェスタの第二回目が今週末、2/16、17に秋葉原のアーツ千代田3331で開催されます。

詳細はこちら

Dv0qlmfu8aamzhq

即決で僕も参加させて頂く事を決めたのですが、その時に一つのアイディアが湧いてきました。

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年12月30日 (日)

『2018年の片手袋研究を振り返る』

死ぬまで片手袋を続ける。そんなスパンで片手袋研究を捉えていますので、あんまり一年ごとに区切る感覚は無いのですが。それでもやはり年の瀬には色々と思い起こしてしまいます。

今年は二月に『マツコの知らない世界』で片手袋を特集して頂きましたが、世間的に僕の研究を知って頂く機会として過去最大級の舞台となりました。反響も沢山頂きましたし、instagramやTwitterに片手袋写真をアップする方も増えたような気がします。

27459064_1621557201268719_287349188

片手袋にまつわるありとあらゆる謎を研究対象としてきましたが、それと同時に「何故片手袋なんかにここまではまってしまったんだろう?」という自分への疑問も活動を続ける原動力でした。でも、それって常に自分自身とだけ向かい合っているような気もしていて。

愛好家の分母が大きいジャンルであれば色んな人と魅力を語り合ったり、新しい発見を報告し合ったり、活動を続ける上での苦労を相談したりも出来るんでしょうけど。

しかし、テレビやラジオ、新聞なんかで活動を紹介して頂く機会が増えた事。そして今年初めて小冊子『暮らしお役立ち 片手袋分類図鑑』を作った事。

Img_7311

そういった事が影響して、徐々に片手袋研究も僕だけの世界から解放され外に向かって開き始めた感じがするんです。

さらに大きかったのが、東急ハンズで行われたマニアフェスタに参加させて頂いた事。

Dphfwkmuyaaobuf

興味を示して下さるお客さんに片手袋の事を説明していると、なんだか久しぶりに「もっと片手袋の魅力を多くの方に知ってもらいたい!」という気持ちが芽生えてくるのを感じました。

もう一つ、参加したことによって自分の中に大きな変化が。今まで同好の士がいなかったので自分自身の中にある謎と一人で向き合ってきたのですが、ジャンルは違えどマニアの方達は皆同じような事に興奮を覚えたり、同じような事で悩んでいたりする事を知って、なんかすごく救われた気持ちになりました。「あ、俺だけじゃないんだ」と。

東京別視点ガイドさんでの連載DANROさんでの連載片手袋を深く深く語りつくした二月のトークイベント。今年もおかげさまで色々な挑戦の場を提供して頂きました。

そういった経験を踏まえて僕は今、片手袋を自分だけの世界から解放して、より多くの人と共有して楽しんで頂けるようなものになるよう取り組んでいきたいと思っています。実はすでにその為の新しい取り組みを進めていたりするのですが、それはいずれまた発表致します。

最後に毎年恒例、2018年最も印象的だった片手袋=MVS(Most Valuable KATATEBUKURO)を発表させて頂きます。今年は海洋研究開発機構さんに取材して見せて頂いた、水深数千mの海底に佇む片手袋たちです!

8

詳細はこちらの記事にまとめましたのでご覧ください。

来年、2019年も色々な事に挑戦していきたいと思います。片手袋研究の事を少しでも気にして下さった皆様。これからの片手袋研究にご期待ください。良いお年を!

Dsc00705

片手袋研究家
石井公二

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2018年12月20日 (木)

『不審者』

「火の用心!」

今年最初の火の用心に行ってきた。札幌の事件もあったし、何がきっかけで大惨事が起こるか分からない。気を引き締めて拍子木を鳴らす。

「火の用心!」

懐中電灯で路地の隅々まで照らし、不審者がいないかどうかも確かめる。町内を隈なく歩いていくと、狭いと思っていた町も意外な広がりを持っている事に気付く。

「火の用心!」

心地良い疲労感と共に無事帰宅。

(そういえば…)

妻が近所で片手袋を目撃したと言っていた。夜間の撮影になるのでミラーレス一眼を持って、現場に直行。通りを挟んで交番の向かい側に無事発見。

Photo

これは地面にあるけど介入型だな。何故かミラーレスを構える俺を、ジロジロ見る仕事帰りの人々。そこで気が付いた。

「火の用心!って、不審者は俺だろうがよ!」

おやすみなさい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年12月19日 (水)

『バスが恐ろしい』

私はバスが怖い。

車内からボーっと外を眺めている時、路上に片手袋を発見してしまう事がある。私は「出会った片手袋は(死なない限り)必ず撮影する」ということを公言している。

だから、バスから降りる。そして撮りに行く。当然、物凄く無駄な時間とお金のロスになる。必然、バスに乗る時は伏し目がちになる。外の景色を見ないように。

しかし昨日はラッキーだった。車内のチラシ置き場に介入型片手袋。

Dun51_yvsaaing1

撮影していると車内の人々に怪しまれる危険性はあるものの、強制的にぶらり途中下車の旅になるよりはずっと良い。

(初めて出会うパターンだな。“ご自由にお取りください”の所に、むしろ置いちゃってるのが良いね~)

などと浮かれてしまったのがいけなかった。つい外を見てしまったのである。そして、しっかり路上に見つけてしまった。

(しまった!)

もう遅い。慌てて降車ブザーを押し、ぶらり途中下車。

Dum92_ou0ainmpa

(おやおや、ファッション類介入型ガードレール系片手袋ですかぁ~?)

脳内に滝口順平のナレーションが流れる。目的地まではまだ数駅あった。しかしもう一度バスを待って乗るのはなんか嫌だ。私はトボトボと寒い冬の町を歩き始めた。

その夜。母から一通のメールが入った。

「今日、バスに子供用の片手袋がありました」

Dun51_rvyaexdos

母ちゃん、俺も同じバスに乗ったし、片手袋も撮ったよ…。

トータル、なんだかよく分からない一日であった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年11月17日 (土)

本日の朝日新聞夕刊に

今日の朝日新聞夕刊に片手袋の記事が掲載されます。

マニアフェスタで販売した『さよなら、築地の片手袋たち』を読んだ記者の方からオファーを頂いたので、築地場内の話が中心です。



是非読んで下さい!

なお、『さよなら、築地の片手袋たち』は現在、マニマニさんで購入出来ます。

http://www.maniacs-m.com/?mode=grp&gid=1962010

また、11/25(日)に東京都文京区根津で開催される「あいそめ市」というイベントに、空想地図作家の地理人さんと歩行者天国研究家の内海さんと「不思議の町」というユニットでブースを出展します。そこでも『片手袋分類図鑑』『さよなら、築地の片手袋たち』ともに販売致しますので、是非お立ち寄りください!

45313967_2139292899720748_811958452

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年10月25日 (木)

最近の読書から『団地の給水塔大図鑑』

僕は生まれてから20歳まで東京の江東区で暮らしていた。同級生には団地暮らしの子と新しく立ち始めていたマンション住まいの子が半々くらいいて、僕はマンションの九階に住んでいた。

 

僕の住んでいたマンションの隣には同級生も沢山住んでいる団地があり、その境界線には給水塔が経っていた。梅雨時になると団地内に生えていた枇杷の木に大量の実がなるのだが、小学生の頃、僕たちはいつも給水塔の周りのフェンスによじ登って枇杷の木に飛び移りそれを食べていた。

 

「あんた達、勝手に食べてんじゃないよ!」

 

枇杷の隣の部屋に住んでいる婆さんがガラッとドアを開け、怒鳴り散らす。それも毎年の決まり事だった。枇杷を食べながら見上げる給水塔は、地域のランドマークとして堂々とそびえ立っていた。

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年10月 9日 (火)

『いよいよマニアフェスタ×東急ハンズが始まる!』

明日、10/10から新宿の東急ハンズで『マニアフェスタ×東急ハンズ』というイベントが始まります。

D24976138653870

総勢29ジャンルのマニア、研究者、専門店が、ブースを出展し、活動成果をつめこんだオリジナルグッズの販売を行うイベント。僕も片手袋ブースを出展させてもらいます。

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年9月 8日 (土)

『連載更新:深海の片手袋について聞いてきた!』

DANROの連載、最新回が更新されました。

https://www.danro.bar/article/11797163

ある日、私のもとに深海に存在する片手袋情報が舞い込んできました。メールの送り主は深海の研究者の方。

真相を探るべく、横浜にある海洋研究開発機構さんにお話を伺ってきました。片手袋に限らず、水深数千mの海底で静かに佇むマネキンの首やペットボトル。深海デブリの問題を是非知って頂きたいです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年8月29日 (水)

『祝!13周年!』

先週の土曜日、8/24に片手袋研究を始めてから丸13年になりました。14年目に突入です。

Photo

最近は東京別視点ガイドさんやDANROさんの連載で色々書いているので、当ブログに投稿する頻度は減ってしまいましたが、勿論、研究への情熱は少しも冷めておりません。むしろ年々、調べなくてはいけない事が増えてしまい、もうしっちゃかめっちゃかですよ…。

しかし我ながらそういう課題を一つ一つ疎かにしなかったおかげで、片手袋研究に興味を示してくれる人は格段に増えたと思います。

例えば今年出演した『マツコの知らない世界』もそうなんですけど、ああいう番組って事前の打ち合わせやリサーチが本当に綿密なんです。なので、例え研究テーマ自体はニッチであってもきちんと取り組んでいないと、事前の段階でスタッフさんに「あ、これは番組にするほどではないな」とバレてしまうんですよね。色々聞かれる事に答えをちゃんと持っていなければ。

なのでこれからも片手袋研究に役立つものであればどんなものでも積極的にインプットし、お誘い頂ける機会があればそれらを活かしてアウトプットしていきたいです(既にこの先、決まっているものもあります)。

これからも片手袋研究をよろしくお願い致します!

石井公二

Photo_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«『連載更新&トークライブ出演情報』